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姫野カオルコ 直木賞受賞作品「昭和の犬」の目次は生きた時代を思い出すための象徴です。の巻


姫野カオルコ 直木賞受賞作品「昭和の犬」の目次は生きた時代を思い出すための象徴です。の巻こんにちは

管理人の多摩です。

 

1月16日に発表された

第150回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)で

 

芥川賞に小山田浩子さんの「穴」、

 

直木賞に朝井まかてさんの「恋歌」、

姫野カオルコさんの「昭和の犬」の2作品が選ばれました。

 

姫野カオルコさんの「昭和の犬」を拝読させていただいたのですが

“犬”の物語ではございませんでした。

 

 

昭和の犬

 

 

管理人の感想では「犬」はあくまでも

主人公・柏木イクが生きた年代ごとの象徴のように感じました

 

しかしながら管理人にとって

もっと直接的に生きた時代や年代を象徴していたのが

章ごとのタイトルでした。

 

1章 ララミー牧場

2章 逃亡者

3章 宇宙家族ロビンソン

4章 インベーダー

5章 鬼警部アイアンサイド

6章 バイオニック・ジェミー

7章 ペチコート作戦

8章 ブラザーズ&シスターズ

 

これらはアメリカのテレビドラマのタイトルなのですが

各章ごとのタイトルになっています。

 

そして「犬」同様、

「昭和の犬」の中ではそのテレビドラマの内容を

詳しく説明しているわけではありません。

(もちろん注釈はあります。)

 

管理人にはこのアメリカのテレビドラマが

自分の生きてきた年代を強く思い出させてくれるのです。

 

ララミー牧場や逃亡者などはそれこそ

物心つくかどうかの頃の記憶を思い出させます。

 

小学生の頃とても好きだった

「宇宙家族ロビンソン」

中高生の頃よく見ていた「バイオニック・ジェミー」

(主役のリンゼー・ワーグナーさんは綺麗だったよなぁ)

 

宇宙家族ロビンソンなどは

登場するロボットの“フライデー”が警告のときに発する

両腕を上下に激しく振りながら「危険、危険」って言うのは

よく真似をしたものです。

 

このような普段のまったく何気ない

生活の一コマをことごとく思い起こさせるのです。

 

そして、それは物語の中の主人公・柏木イクにとっても同じで

ことさらドラマチックなストーリーがあるという訳ではありませんが

イクの生きていた年代の象徴なのです。

 

物語の中では“何じゃこの男”って感じに思う

父親がいますが、

同じような年代を生きてきた管理人には

「昔こんな親父、近所にもいたよなぁ」って、思ったりもします。

 

どなたにも共通と言えるかどうかは分かりませんが

この作品は読み終えると、

何とも言えない温かい余韻に浸れました。

 

それではこの辺で

「お・い・と・ま」

 

 

 

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